今回は『海水の雑学』として、
1、海がしょっぱいのはなぜ?
2、塩はどこからきた?
という疑問に、”わかりやすく・簡単に” 答えていきます。
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海がしょっぱいのはなぜ?塩はどこからきた?
海がしょっぱいのはなぜ?塩はどこからきた?
さっそく『海がしょっぱいのはなぜ理由&塩の由来』の答えから!
「海がしょっぱい理由」は、ずばり
塩(塩化ナトリウム:NaCl)がたくさん含まれているから(海水100g中塩分3.4g;元素組成でNa+31%、Cl-55%ほど)
で、「塩の由来」は
ナトリウムイオン(Na+) ⇒ 地上の岩石由来(雨で流されて海水に流入)
塩化物イオン(Cl-) ⇒ 地球形成時の塩素ガス由来(気温低下に伴い冷えることで当時のマグマに流入)
といった感じです。
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ここまで話すと、
じゃあ雨が降り続くと岩石のナトリウムがたくさん海に入ってくるから、塩分濃度はどんどん変わっていくの?
と疑問に思うかもしれませんが、
現在の岩石には塩化物イオンも豊富に含まれている
ことに加え、
【海から蒸発して消える水】と【河川などから海に戻ってくる水】の総量がだいたい同じなこと
海底火山や風によってさまざま元素が海に流入してくること
などから、
全体的にみれば【塩分濃度】の増減は大きくない
といえます。
ただ、それでも
岩石由来の塩分元素流入がやや大きく、海水濃度はわずかに上昇し続けている
と考えられているので、一応覚えておいてください(ただし、正確な上昇数値は不明:地域格差が大きく海全体としての組成は推定困難)。
以上、『海がしょっぱいのはなぜ?塩はどこからきた?』について簡単にまとめました。
お読みいただきありがとうございました<(_ _)>
『海がしょっぱいのはなぜ?塩はどこからきた?』まとめ
海がしょっぱいのはなぜ? ⇒ 塩分を多く含んでいるから
塩はどこからきた? ⇒ 地球誕生時の塩素ガス&岩石由来のナトリウムイオンがメイン