今回は『船の雑学』として、
鉄の船が浮くのはなぜ?(原理&仕組み)
について、”わかりやすく・簡単に” まとめていきます。
鉄の船が浮くのはなぜ?|原理&仕組み
鉄の船が浮くのはなぜ?【原理&仕組み】
さっそく『鉄の船が浮くのはなぜ?』の答えから!
「鉄の船が浮く理由」は、ずばり
【水が船を押し上げる力(浮力:ふりょく)】が【船の重さ】より大きいから
で、
船が水と接触する面積を増やす
船の体積を大きくする(密度を小さくする)
ことで
船に加わる浮力を大きくし安定させている
ために
船は上を向いて浮かぶことができる
ような原理(仕組み)になっています(より正確には【船の密度】が水などの浮かべる【流体の密度】より小さく安定しているとき浮くことになる)。
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よく勘違いされがちですが、
浮力が大きければ物が浮くわけではない
という点には十分に注意してください。
物が浮く条件は
【物体の密度(今回なら船の密度)】<【流体の密度(今回は水や海)】
の場合であり、「浮力が大きい」という曖昧な条件では
【浮力】<【物体の重力】
の場合では物体は沈んでいきます。
例えば
【重い鉄球】は沈むのに【軽いピンポン玉】は浮く
ことをイメージすればわかりやすいと思いますが、大事なのは
物体の重さと体積
であり、より正確には
【物体の密度】と【流体の密度】の差
であることを覚えておいてください。
ちなみに
なぜ浮力が生じるのか?
についての答えはいたってシンプルで、単純に
水圧の差が原因
です。
水深が深くなるほど
上に乗っかっている水の重力が下に加わっていく
ため、
水圧が大きく
なります。
つまり、
より下にある水の方が押す力が強い
ため
物体の上と下では下から加わる力が大きくなる
わけで、これが
浮力
にあたります(だから流体の密度が浮力の大きさに比例するわけですね)。
以上、『鉄の船が浮くのはなぜ?【原理&仕組み】』について簡単にまとめました。
お読みいただきありがとうございました<(_ _)>
『鉄の船が浮くのはなぜ?【原理&仕組み】』まとめ
鉄の船が浮く理由 ⇒ 【船の密度】<【水(海水)の密度】であり、船の重力より浮力の方が大きくなるため