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鉄の船が浮くのはなぜ?|疑問を2分で!

投稿日:2019年6月16日 更新日:

 

今回は『船の雑学』として

鉄の船が浮くのはなぜ?(原理&仕組み)

について、”わかりやすく・簡単に” まとめていきます。

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鉄の船が浮くのはなぜ?|原理&仕組み

鉄の船が浮くのはなぜ?【原理&仕組み】

 

鉄の船が浮く理由」は、ずばり

【水が船を押し上げる力(浮力:ふりょく)】が【船の重さ】より大きいから

 船が水と接触する面積を増やす

 船の体積を大きくする(密度を小さくする)

ことで

船に加わる浮力を大きくし安定させている

ために

船は上を向いて浮かぶことができる

という原理(仕組み)になっています(より正確には【船の密度】が水などの浮かべる【流体の密度】より小さく安定しているとき浮くことになる)。

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よく勘違いされがちですが、

 浮力が大きければ物が浮くわけではない

という点には十分に注意してください。

物が浮く条件は

【物体の密度(今回なら船の密度)】<【流体の密度(今回は水や海)】

の場合であり、「浮力が大きい」という曖昧な条件では

【浮力】<【物体の重力】

の場合では物体は沈んでいきます

例えば

【重い鉄球】は沈むのに【軽いピンポン玉】は浮く

ことをイメージすればわかりやすいと思いますが、大事なのは

物体の重さと体積

であり、より正確には

【物体の密度】と【流体の密度】の差

であることを覚えておいてください。

なお

 なぜ浮力が生じるのか?

についての答えはいたってシンプルで、単純に

水圧の差が原因

です。

水深が深くなるほど

上に乗っかっている水の重力が下に加わっていく

ため

水圧が大きく

なります。

つまり

より下にある水の方が押す力が強い

ため

物体の上と下では下から加わる力が大きくなる

わけで、これが

浮力

にあたります(だから流体の密度が浮力の大きさに比例するわけですね)。

以上、『鉄の船が浮くのはなぜ?【原理&仕組み】』について簡単にまとめました。

お読みいただきありがとうございました<(_ _)>

『鉄の船が浮くのはなぜ?【原理&仕組み】』まとめ

 鉄の船が浮く理由 ⇒ 【船の密度】<【水(海水)の密度】であり、船の重力より浮力の方が大きくなるため

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