今回は『おならの疑問』として、読者の方から質問の多かった
1、おならのガスが臭いのはどうして?
2、ガスの成分・種類は?
3、おならがでやすい条件がある?/がまんするとどうなる?
の2つについて、”わかりやすく・簡単に” まとめていきます。
おならのガスはなぜくさい?/成分・種類は?
おならのガスはなぜくさい?/成分・種類は?
”おならのガスがくさい理由” は、ずばり
【腸内細菌】が発生させたガスがくさいから
です。
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そもそも "おなら" というのは
食事のときに飲み込んだ【空気】のうち、げっぷとして出なかったもの
で
おならの成分の99%は空気(窒素・酸素・二酸化炭素など)で ”無臭”
です。
残りの1%の成分が
においのもととなる「硫化水素(H2S)などのガス」
で
腸内細菌(大腸にいる嫌気性細菌)がアミノ酸を使用するときに発生
します。
よって
【アミノ酸(タンパク質)の多い食べ物】を摂取したときには、おならがやや臭くなりやすい
傾向にあります。
まとめると
おならのガスがくさい原因 ⇒ 腸内細菌による硫化水素などの悪臭ガス
ガスの成分・種類 ⇒ 99%は空気(窒素・酸素・二酸化炭素など)で、残り1%が悪臭ガス
となります。
以上、「おならのガスはなぜくさい?/成分・種類は?」でした!
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おならのガスがでやすい条件/がまんするとどうなる?
お次は「おならのガスがでやすい条件/がまんするとどうなる?」を簡単に解説!
「おならのガスがでやすい条件」は主に次の2つ!
1、腸内細菌が元気になる!
2、空気がたくさん腸にいく!
「1、腸内細菌が元気になる!」要因として代表的なのが
食物繊維
です。
たいていの人は
焼き芋を食べたらおならがいっぱい出た
という経験をもっていると思いますが
食物繊維は胃でも小腸でも分解できない
⇒ 腸内細菌がたくさんいる大腸にそのまま届く
⇒ 腸内細菌が有効活用
⇒ 腸内細菌の活動が活発化
⇒ ガスがたくさんできる
という流れで、食物繊維を摂取すると
おならの一部となる腸内ガスが増える
ことにつながります。
「2、空気がたくさん腸にいく!」要因としては
早食いをして、食べ物と一緒に空気も大量飲み込んでしまう
ことが代表的で、ありがちなのは
食後にすぐ寝転がる
⇒ 食道(胃の入口)がふさがる
⇒ げっぷがでにくい
⇒ 飲み込んだ空気が大腸へ行く
という流れです。
よって、「おならのガスを減らしたい人」は
よく噛んでゆっくりと食事をし、食後1時間は横にならない
ようにしてください(食物繊維は消化改善・便秘解消に有効なので控えないように!)。
最後に「おならのガスをがまんするとどうなる?」という質問もいただいたので簡単に説明します。
おならのガスの成分は、すでに述べたように
99%が空気
であり
水素以外のほとんどの成分は吸収されない
ため、「おならのガスをがまんする」と
ずっと腸内におならが溜まっていく
ようになります。
そのため
どんどんお腹が張っていき、腹痛をもたらすようになる
ため
長時間のおならのがまんは絶対NG!!!
です。
ただ、人が多い場所などで
数時間おならをがまんする程度ならとくに問題ない
ため
一人になったら思う存分おならを放出
するようにしてください。
なお
悪臭の原因となる硫化水素などが、おならを我慢することで体外に出ていくことはない
ので、おならをがまんしても
体臭がくさくなる心配はない
でしょう。
以上、『おならのガスはなぜくさい?/成分・種類は?』についてまとめました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました<(_ _)>