タバコ・禁煙・ベイプ

実際に禁煙して感じた【離脱症状】と【禁煙効果&メリット】まとめ!

投稿日:2022年3月2日 更新日:

 

今回は、私が

実際に禁煙をして体感した、禁煙の【離脱症状】と【効果】

を、一般に

医学的に指摘されている情報と比較

して、わかりやすくまとめていきます。

実際に禁煙して感じた【離脱症状】と【効果】まとめ!

著者の喫煙事情について(読み飛ばし可)

ざっくりと私の喫煙歴について説明。

タバコを本格的に吸い始めたのは20歳になってからで、喫煙年数は13年。

銘柄は、ラッキーストライク、セブンスター14mg、マイルドセブン(現メビウス)、メンソールなどいろいろ浮気しながら、最終的にはマールボロ12mg(赤マル)を愛用。

一日に吸っていた本数は、26歳ぐらいまでは1日1箱、それ以降は1日30~40本ほど。

赤マルを吸っていたので、かなりのヘビースモーカー...いや、愛煙家でした。

タバコは、【コンビニの700円以上購入でくじ1回キャンペーン】で近場の赤マルをすべて買占め。

10万円以上は必ず購入していたのですが、けっこう賞味期限が1年もないのが混ざっているので買いすぎには注意が必要です。

ちなみにコンビニの店舗によっては、ハズレをあらかじめ抜いて当たりくじしか入れていない店があるので、めちゃくちゃ儲かります。

普通のハズレあり店舗でも、当たり率は30~40%ほどあって、ハズレ券でも10万円分を集めればファミペイ1,000ポイントはほぼ毎回当選していたので、愛煙家の方は参考にしてください。(禁煙の記事を書いておいてアレですが…)

禁煙しようと思ったのは、本当になんとなくで、朝起きたとき、いつものように「たばこ、たばこ♪」と手を伸ばしたとき「あれ…ひょっとしてタバコが好きなんじゃなくて、ニコチン依存なだけじゃ」と強く意識したから。

自称愛煙家と自負していたので、「いったんニコチンに依存しなくなるまでタバコやめてみるか!」という軽い気持ちで2021年8月に禁煙を開始して、2022年3月の記事作成時点まで禁煙している状態です。

では、前置きが長くなったので、さっそく本題の【離脱症状】と【禁煙効果】についてまとめていきます。

結論だけ言えば、めちゃくちゃつらいし、医学雑誌の情報は大して当てはまりませんでした。

 

禁煙の【離脱症状】&【効果】を比較!

禁煙開始後の【離脱症状】と【効果】を時系列にそって比較していきます。

 

 【医学情報】禁煙20分後:血圧と脈拍が正常まで下がる。ニコチンは充足しており、喫煙衝動は少ない。

⇒ 【実際の感覚】これは禁煙をしていない人にも分かると思いますが、確かに気分は落ち着いているし、タバコを吸わなくても全然大丈夫でした。ただ、20分もすれば「吸わなくてもいいけど、吸ってあげてもいい」と感じるレベル(笑)

 禁煙1時間後:ドーパミンによる覚醒作用が落ち着く。ニコチン濃度は徐々に低くなるが、目立った離脱症状を感じることは少ない。

⇒ 1時間だと普段は「そろそろ2本まとめて吸おうかな」と考える時間で、まだまだ我慢は十分にできるはずの禁煙時間でしたが、「禁煙している」と考えるとタバコを吸いたくて仕方がありませんでした。すでに頭が痛いような感覚があって、手足が震えだす始末(笑)。1時間タバコを吸わないことなんてよくあるのに、れっきとした離脱症状を感じ、すでに禁煙に挫折しそうで「なにか対策を考えないと絶対続かない…」と強く感じました。

 禁煙4時間後:体内のニコチン量は大きく低下し、ドーパミンによる覚醒作用が抑えられ、α波平均周波数は低下。これによって、不安作用・気分不安定化・いらだちを徐々に感じ始める;ニコチンの依存度が高い人(ドーパミン受容体が低下している人、脳内報酬系への耐性が強く形成されている人など)は、強い喫煙衝動(離脱症状)を感じる

⇒ ここからずっと【禁煙がつらいピーク】が続くことになります。はっきりと強い頭痛がするし、考えることは本当にタバコのことだけ。禁煙2時間後には喫煙衝動に耐えられなくなって、「どうやったら離脱症状を緩和できるか、禁煙したらどんなメリットがあるのか」をネットでひたすら調べ続けました。ちょうど休日で時間だけはあったので、【認知行動療法】やら【離脱症状の緩和策】で調べたものをいろいろ試した結果、禁煙した今となっても効果が高かったと感じたのは次の3つだけ。

1、水を飲む ⇒ 効果あり! 喫煙衝動は全然治まっていないはずなのに、意外と気を紛らわすことができて、なぜか頭痛も和らぐ感覚。何もしないよりはずっとマシで、禁煙してからずっと喉が渇いていたのもあって、禁煙1週間ほどは毎日4ℓ以上水を飲んでいました。禁煙にチャレンジする人はぜひ試してみてください!

2、ガムを噛む ⇒ かなり効果あり! おそらくガムとベイプがなければ禁煙は成功していないはず。ガムは「とにかく何かタバコ以外のことで気を紛らわしたい」という渇望に合致していて、クロレッツの緑のボトルが2つ家にあったので、永遠とそれを食べ続けていました。3分したら次のガムを食べる…という感じだったので半日ももたずに2ボトルなくなりましたが、ガムには本当に助けられた!

3、ベイプ(ニコチンなしの香り付き蒸気を吸うだけの電子タバコ) ⇒ 効果抜群! 試してみれば分かると思いますが、ベイプが最強の禁煙グッズでした。ニコチンがはいっていない強めのメンソールといった感じで、「タバコを吸っていたい」という精神的なタバコ依存を見事に解消してくれました。ベイプの宣伝とかそういうのではなく、本当にこれから禁煙を考えている人におススメなので、ここでは商品リンクも貼りません。私のときは【離脱症状の緩和策】をネットで調べていたときにベイプを知って、ガムが少なくなってきて、ドンキホーテに買い出しにいったときに、1,500円で3本入り(吸引回数1本400回とかだったような…?)くらいの使い切りベイプを買いました(今にして思えばめちゃくちゃ割高)。そこからベイプにハマり今でもタバコの代わりに使い続けています。禁煙を少しでも考えている人は、ドンキなりコンビニなりで「使い切り」のベイプを試してみてください!(リキッドを自分で注入するタイプの方が1年単位の費用は五分の一ほどになりますが、ベイプが合わない人もいるはずなので安価な使い切りベイプで試すのがおススメ!)

ちなみに、役に立たなかった【離脱症状の緩和策】の方が圧倒的に多かったです。まぁ…緩和策を提言してるのが非喫煙者じゃね…笑。

1、食事を軽くする(満腹を避ける) ⇒ 食べたら吸う、それが喫煙者の掟! 少しでも食べ物を摂取したら吸いたくなるので、量は大して意味ない。それよりも食後にすぐ歯を磨いてガムを噛んだり、ベイプを吸ったりする方がずっと効果的!

2、歯磨きする ⇒ 効果は確かにあったが、なにしろ面倒くさくて何度も歯磨きしていられない。非現実的な非喫煙者の妄想!

3、タバコ・ライター・灰皿などを処分する ⇒ 禁煙に失敗したらもったいないので捨てるわけない!

4、3分だけ我慢する ⇒ 3分経とうが、タバコを吸いたい気持ちは大して変わらない! 禁煙から5日ほどは頭の容量すべてがタバコで満たされているので、時間をあける効果は薄い!

5、深呼吸する ⇒ 意味なし!

6、運動する ⇒ 効果はあったが、疲れるし面倒くさい!

7、顔を洗う ⇒ 効果なし!そもそも何度も洗顔してられるか!

など、ほかにも数えきれないほどありますが、少なくとも私にとっては続かなかったり効果が薄かったりでおススメできるものはありません。

ついでなので、よく巷で言われている「禁煙したら料理がおいしくなった!」とか「ニオイに敏感になった!」「肌が良くなった!」といった噂が事実だったのか実体験で紹介しておきます。

1、料理をおいしく感じた? ⇒ 大して変化なし! これは先に禁煙に成功していた友人も同じ意見でした。喫煙によって味覚が阻害されていた感覚は以前からありませんでしたが、非喫煙者が ”タバコで嗅覚が鈍感になっていそう” というイメージで語っているだけでは? PubMedで論文を検索してみましたが、少なくとも1時間ほど調べた限りでは喫煙と味覚に関するまともな論文は見つかりませんでした。個人的な論拠のない感想としては、喫煙によって嗅覚が悪くなるというわけではなく、タバコのニオイに対してのみ鈍感になるだけではないでしょうか? タバコを吸っていた頃は、タバコの味には敏感なのに、服や部屋についたタバコ臭には超鈍感だったと痛感しています。禁煙後にしばらく開けてなかったタンスを開いたときのタバコ臭さといったら…ひどいものでした笑

2、食欲は増えた? ⇒ 一度に食べる量は大差ありませんでしたが、お腹がすくのが明らかに早い!

3、肌が良くなった? ⇒ 肌質・顔色ともに大差なし!

4、歯が白くなった? ⇒ 変化なし! 歯科でホワイトニングしてもらえば白さが維持されやすいかもしれないが、ヤニの着色がなくなったところで、他のステインが市販の歯磨きでは落とせていないので白くなった感じはしない。

5、せき・たんが減った? ⇒ せきはもともとしないので変化なし。たんは確かにほとんどなくなった!タバコを吸っていた頃は、いつでもたんが出せる状態だったし、歯磨きのたびに吐き出していたが、今ではほとんどなし!

6、金銭的に楽になった? ⇒ なった!月に3万円以上赤マルに使っていたので、かなりお金は浮いた。おそらくこれが「時間が増えること」と並んで一番の禁煙メリット。ただ、タバコをやめた分、ベイプに月2,000円ほど、ガムに月1,000円、タブレット菓子に月500円ほどと別の出費が発生。

7、老け予防・健康・ガン軽減 ⇒ まだ分からない! 体調がよくなった感覚はたいしてない(笑)

といった感じです。

話がだいぶ脱線してしまったので、残りの【禁煙離脱症状と効果の時系列比較】をざっくりまとめておきます。

 【医学情報】禁煙8時間後:血中の一酸化炭素濃度が低下し、酸素濃度が上昇。ニコチンの離脱症状が強く出始める。

⇒ 血中がどうなろうと知ったことではなく、とにかくタバコが吸いたいだけという感想。頭痛がひどく、手足が震え、気分が悪く、イライラする感覚を今でもよく覚えています。非喫煙者の医者や一部の論文では離脱症状がゆるやかな現象であるかように表現されている説明が目立ちますが、少なくともヘビースモーカーなら禁煙1時間後から離脱症状は発症し、禁煙2時間後から【禁煙がつらいピーク】はしばらく続く可能性が高いと思います。ちょうど禁煙から8時間したあたりで、「タバコを吸うなら今だ…これ以上本当に耐えられるのか…禁煙なんてして何の意味がある…ストレスが増えるだけでむしろ不健康じゃないか」といった感じで、タバコを肯定する考えが強くなっていきました。

 禁煙1日後:血中の一酸化炭素が非喫煙者のレベルまで低下する一方、離脱症状のつらさがピークになる。

⇒ 禁煙1日後の喫煙衝動は、禁煙2時間後から続く喫煙症状と大差ないが、とにかく頭痛がひどかった。ただ1日たった頃にはベイプで水蒸気を吸う感覚に慣れてきて、1秒もベイプを手放さずに永遠と吸い続けて気を紛らわすことはできていた。(ただニコチンを摂取できないことによるイライラはかなり軽減した感覚があったが、頭痛はまったく治まらなかったので、あくまで精神的なタバコ依存と手持無沙汰解消に効果があるといった感じ;ベイプは1時間もせずに1本吸い終わったので、ドンキで1万円分くらい追加購入して、同時にAmazonでレビューの良かった商品を買い足しました。)

 禁煙2日後:味覚と嗅覚が正常に戻る。禁断症状のつらさが続く時期で、不安・めまい・頭痛・空腹感・倦怠感・眠気などが離脱症状が生じる。

⇒ 味覚にまったく変化は感じられず、嗅覚もとくに意識はしていなかったが変化した感覚はなし。禁断症状として、不安×・めまい×・頭痛◎・空腹感×・倦怠感×・眠気×といった感じで、とにかく頭痛がひどいだけでした。あと2日目あたりから、手の震えが治まり、つらいのは頭痛とニコチンを摂取したいという衝動だけ!1日中ベイプの煙を吸うだけの時間を過ごしていました。

 禁煙3日後:呼吸が楽になり、体力がかなり正常に戻る。ニコチンが体から完全に抜け、離脱症状が緩和される。

⇒ 呼吸は変わらないし、体力は動かないから分からん!そして、最も期待していた【離脱症状の緩和】に関しては全然感じられませんでした。タバコはめちゃくちゃ吸いたいし、頭痛もひどい。ただ「ここまで来たらきちんと禁煙してみよう」と謎の決意は強くなっていました。

 禁煙1週間後:離脱症状はかなり緩和し、タバコを吸いたい衝動が大きく軽減する。睡眠の質が改善し、体調が良くなる。

⇒ 禁煙1週間後には頭痛がまったく感じられなくなり、タバコに対しても冷静さを保てるようになりました。タバコを吸いたい衝動は1日何十回と感じましたが、ベイプを吸うだけでイライラすることもほとんどなくなっていました。そして「とにかく時間が当たってヒマ!」だと痛感。今まで、朝起きてタバコ3本10分、1時間ごとにタバコ2本6分、休憩時間に2本、コーヒー淹れれば1本、好きな音楽を聴けば1本、テンション上がれば1本、キレイな景色で1本…とタバコ中心の生活だったのが、急にやることがなくなって「ヒマだな~」とボーとする時間が増えていました(笑)今にして思えば、この【余った時間】こそが禁煙最大のメリットの1つだと気づけました。(あと月3万円ほど浮いた金銭的メリットも大きい)

 禁煙2週間~1ヶ月後:離脱症状はほとんど感じられなくなる。循環機能が回復し、心肺機能も改善。肌質が良くなり、体力も相当回復する。

⇒ 体調の変化は特になし。肌質も体力も自分では変わった感覚はない。離脱症状として残っているのは「タバコを吸いたい欲求」だけで、タバコを思い出すとニコチンの快楽にまた溺れたくなってはしまいますが、十分に我慢できるレベル。ただ喫煙所に近づいて煙を吸ったときには、わずかな副流煙のはずなのに、猛烈にタバコを吸いたくて仕方がなくなって耐えるのが大変でした。禁煙した人が嫌煙家に変貌している様をよく見ますが、タバコを吸いたくて仕方がない気持ちの裏返しだと今では良く理解できます。煙に近づけば吸いたい衝動に支配されるので、「タバコを吸っていることがうらやましい」というより「タバコを吸っている奴が妬ましい・憎らしい」という感情なんだと思います。その気持ちが…今ではよく分かる(笑)。あと禁煙1ヵ月以上経ってからパチ屋に近づいたときに、故郷に帰った時を超えるほどの懐かしい匂いがして「年をとって死期が近づいたら、思う存分タバコを吸おう」と心に誓いました笑

 禁煙1年後:心臓病のリスクが減少(喫煙者の半分に)

 禁煙2~4年後:脳卒中のリスクが減少(喫煙者の半分に)

 禁煙5年後:癌のリスクが減少

 禁煙10年~15年後:心臓病のリスクが非喫煙者と同等に

 禁煙20年後:癌のリスクが非喫煙者と同等に

⇒ 今後に期待。

ほかにネットで強く語られていない【禁煙したことによるメリット】として、個人的に非常に大きかったのが

 ヤニで部屋が汚れなくなったこと

でした。

部屋でタバコを吸っている人はよくわかっていると思いますが、壁がヤニで真っ黄色になるのは仕方ないとして、家具や家電が黄色くなっていくのはけっこう嫌でした。今はヤニの黄ばみがなくなって、部屋全体が白くなったのが想像以上に快適で、自宅で過ごすのが精神的に楽しく感じています。あと芳香剤を選ぶ楽しさなども増えてきました。

ただ正直なところ、タバコを吸っていたときの「一瞬でストレスが解消されてテンションMAXになる感覚」や「食後の1服の幸福感」「キレイな自然のなかで吸うタバコのうまさ」など本当に楽しい思い出も数多く覚えているので、どこまで禁煙を続けられるか、どこまで続けるのかはまだ分かりません。

今回は『1個人が禁煙したときの体験が、一般的に指摘されている禁断症状と乖離していたので、一例として報告しただけ』の記事ですので、ご自身の状況に合わせて、参考にするなり、タバコ愛を深めるなりしていただければと思います。

一応、禁煙する人向けに一番役に立ったベイプの記事だけは追加で書いておきます。2万円ぶんくらいはベイプをこの半年で購入して愛用し続けているので、自分がいろいろ調べて実際に使っているベイプのレビュー記事を簡単に作成しておきます。では、ベイプに興味のある人はまた次回!

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