今回は『飲み物の雑学』として
1、緑茶・紅茶・ウーロン茶の違いは?
2、茶葉の違いは?(製造方法)/カフェイン量
の2つを中心に、”わかりやすく・簡単に” まとめていきます。
緑茶・紅茶・ウーロン茶の違いは?/茶葉が同じ?
緑茶・紅茶・ウーロン茶の違いは?/茶葉が同じ?
まず【緑茶・紅茶・ウーロン茶の違い】は
茶葉をどれだけ発酵させたか(どれだけ酸素と反応させたか)の違い
だけで
茶葉はすべて「チャノキ(カメリアシネンシス)」で同じ
です。
茶葉の発酵は【酵素による酸化反応】で、一般的な発酵(微生物の発酵)とは異なるので注意!
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茶葉は
緑茶 ⇒ 発酵させない(不発酵茶)
黄茶(きちゃ)・白茶(しろちゃ) ⇒ 少しだけ発酵(弱発酵茶)
ウーロン茶 ⇒ 半分発酵(半発酵茶)
紅茶 ⇒ 十分に発酵(完全発酵茶)
黒茶 ⇒ 紅茶からさらに麹菌で発酵(後発酵茶)
となっており、製造方法は
緑茶 ⇒ チャノキの新芽をすぐに蒸す・もむ・乾燥
ウーロン茶・紅茶 ⇒ チャノキの新芽の水分をすぐに飛ばす・もむ・加熱(熱を加えることで発酵が止まる)
です。
なお
緑茶・ウーロン茶・紅茶で色が変わっている
のは
発酵させることでカテキン(タンニン)が酸化されたため
で
着色料は使われていない
ため安心してください。
ただし、茶葉の
カフェイン量はかなり多い
ので、とくに
子ども・妊婦の方
は要注意!
例えば、緑茶で人気どころの
伊右衛門でも【1本500ml】あたり【50mg】のカフェイン
が含まれており(”濃いめ” ならカフェイン量2倍)、これは
体重20kgの子供の摂取上限
に相当し
妊婦の方の摂取上限の4分の1
にあたります。
伊右衛門は健康に配慮された飲料なのでまだ安全なラインですが、スーパーで売っている安めの緑茶だと
100mlあたり【25~35mg】のカフェイン
が含まれている商品が多いため、さらに注意が必要です。
一方、妊婦以外の大人であればカフェインの摂取上限は
男性 ⇒ ~400mg
女性 ⇒ ~300mg
と余裕があるので、緑茶1リットル程度はまったく問題ないでしょう。
以上、『緑茶・紅茶・ウーロン茶の違いは?/茶葉が同じ?』について簡単にまとめました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
『緑茶・紅茶・ウーロン茶の違いは?/茶葉が同じ?』まとめ
緑茶・紅茶・ウーロン茶の違いは? ⇒ 発酵させた時間の違い
茶葉が同じ? ⇒ すべて同じ(ツバキ科のカメリアシネンシスというチャノキが原料)
カフェイン量は? ⇒ 安物だと(100mlあたり)30mgほど、伊右衛門で(100mlあたり)10mg
カフェイン摂取上限
子供(体重20kg) ⇒ 50mg
妊婦 ⇒ 200mg
成人女性 ⇒ 300mg
成人男性 ⇒ 400mg
(体重・体質によって異なる)