今回は『重力の雑学』として、
1、【重さ】と【質量】の違いはなに?
2、同じ地球でも場所によって重力は変わる?
という疑問に、”わかりやすく・簡単に” 答えていきます。
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重さと質量の違いは?
重さと質量の違いは?
さっそく『重さと質量の違いは?』の答えから!
「重さと質量の違い」は、ずばり
重さ ⇒ 【重力】の大きさ(月と地球で重さは【違う】!)
質量 ⇒ それ自身の【量】(どこでも【一緒】!)
です。
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まず「重さ」の方は
体重計ではかれる重み(重力)
です。
体重60kgの人なら
【地球】では60kgのまま
ですが、
【月】では10kgに変化
します(月の重力は地球の6分の1)。
一方「質量」は
絶対に変わることのない量そのもの
なので、体重60kgの人は
【月】でも【地球】でも体重60kgの質量
となります。
「質量」は
体重計ではかることはできない
ので、
てんびん
を使って測ります。
ちなみに、
地球の重力はどこでも一緒ではない
ということも合わせて覚えておいてください。
地球は回転(自転)しているので
赤道付近で最も遠心力が強く、極地(北極・南極)で最も遠心力が弱く
なっています。
つまり、地球の重力は
赤道で最小、極地で最大
ということです。
※ 地球がものを引っ張る力=万有引力はほぼ同じですが、地球は楕円形なのでまったく同じではありません。
詳しくは『万有引力と重力は同じ?万有引力と重力の関係は?』を参照
例えば、100kgの人が体重計で重さを計ったとすると
極地 ⇒ 100kg
赤道 ⇒ 99.6kg
ほどとなり、
およそ400g(0.4%)の違い
がでてきます。
なお、
【地上】と【上空】で比較しても重力は変化
していて、
【上空】の方が地球の中心との距離が遠いので万有引力が小さい ⇒ 重力が小さい ⇒ 重くない
となります。
その他にも地球と他の天体(太陽など)との引力によっても重力は変わりるため、
重さ ⇒ 重力をもとにした変わりやすい量
質量 ⇒ 変わることのない絶対量
と覚えておけば大丈夫でしょう。
以上、『重さと質量の違いは?』について簡単にまとめました。
お読みいただきありがとうございました<(_ _)>
『重さと質量の違いは?』まとめ
重さ ⇒ 重力をもとにした変わりやすい量(体重計で測定可能;月と地球で値は変わり、同じ地球でも場所によって違う)
質量 ⇒ 変わることのない絶対量(どこでも不変)